いい加減目覚めろと、伊藤塾の一問一答が囁く
本屋で手に取ったのは伊藤塾の一問一答。
ぱらぱらとめくって脊髄に電流が走る。
私が欲していたのはこれだ…
と深く染み入る感慨。
女に飢えた男たちが我が挙動に一喜一憂しチンポを勃てる様をみてほくそ笑み、
彼らとのえげつないセックスを夢想することに時を費やした日々を思う…
私は「モノにする」ことを求めていたのだ。
純粋性欲ではないと以前分析したが当たっていた。
掴み取りたいのだ!
バシバシ問題を解いて丸を増やしていく快感に勝る男などそういないのだ!
大学受験時、山川の世界史一問一答に全てを捧げた日々を思い出し、興奮に震えた。
目覚めろと囁いている。
お前の悦びはここだよと語りかけてくる!
ぞくぞくするぜ。
私淫乱じゃなかった。良かった。
ただ刺激が欲しかっただけなのだ。
ヤワなちんぽじゃ、掴み取っても掴み取っても
満たされない刺激なのだ。
そりゃ性的夢想が捗るわけだ。
これを満たすのは、たくさんのどうでも良い男のちんぽではなく、
勉強による達成感、高得点の快感のみである。
高い山から問題を一望して、「これは受かった」と確信を抱く瞬間より凄まじいエクスタシーなどそうあるまい。
勉強します。
ぜったいうかってやる!